信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

さしすせそ

 生徒指導のノウハウについては何度も書いてきましたが,ブログのリスタートを機会に改めて記します。時を経ても変わらない普遍なものであると言えます。

 さ さいしょがかんじん
 し しんちょうに
 す すばやくたいおう
 せ せいいをもって
 そ そしきてきに

 2007年に書いたとおり,生徒指導のさしすせそを有用的に活用する以前の問題として,集団内の人間関係をいかにしてより良いものに構築するのかを腐心しなければならないことは今も変わらないことの一つです。

 学校現場で知られているこの生徒指導のさしすせそは,決して学校現場の生徒指導に留まることはありません。私たちが日常的に未知なる問題に遭遇したときにいかように対応したら良いのかを如実に教えてくれているノウハウであるとも言えるものです。先人が自分たちの貴い経験から導き出してきた教訓です。

 危機管理上の必須事項です。
 
【教育一般】(2019年8月9日)さしすせそ
 学校現場においては,生徒指導の「さしすせそ」がよく知られています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20070328)。生徒指導のイロハですから,知らない人はいません。これまでにも何度も書いてきたことです。
 さ さいしょがかんじん
 し しんちょうに
 す すばやくたいおう
 せ せいいをもって
 そ そしきてきに
 これは何も生徒指導に限ったことではなく,自らがミスをおかしてしまったときにも当てはまることです。自らのミスなので,「そ」がどれだけ当てはまるかはケース・バイ・ケースでしょうが,初期対応を見誤らず慎重にすばやく誠意を持って対応しなければならないことは自明です。他者の言動を他山の石として自らを戒めたい。

【教育一般】(2018年8月12日)肝に銘じたいことの一つ
 学校現場においては,生徒指導の「さしすせそ」がよく知られています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20070328)。生徒指導のイロハですから,知らない人はいません。
 さ さいしょがかんじん
 し しんちょうに
 す すばやくたいおう
 せ せいいをもって
 そ そしきてきに
 どのように対応してくれるかどうかをもって,その人の誠意を判断することがあります。我々が生徒指導に臨むときに基本中の基本として理解しているのですから,我々が対応をお願いしなければならない状況になったときには,さしすせそを念頭に相手を見ることが自明かもしれません。初期対応はどんなかな,慎重にやってくれているかな,素早く対応してくれているかな,誠意をもってやってくれているかな,そして独断ではなく組織的に対応してくれているかな,と。
 自分がそのような視点から相手を見ていると言うことは,相手もそのような視点から自分を評価してくれているのでしょう。その意味においては,これは生徒指導に限らず,我々が周りの人たちと接するときに心掛けなければならないことなのかもしれません。日頃からの自らの対応の仕方を振り返ったときに,肝に銘じたいことの一つです。

【教育一般】(2016年9月20日)大切にしたい
 生徒指導の「さしすせそ」はここで何度も書いています(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/OB1989/20070328)。これは何も生徒指導だけに限ったことではなく,困ったときや悩んだときにはどんなことでも当てはまるように思いますが,生徒指導上困ることや悩むことが多いことに依るものです。
さ さいしょがかんじん
し しんちょうに
す すばやくたいおう
せ せいいをもって
そ そしきてきに
 最後のそですが,組織的にチームとしてどれだけ機能しているのかが重要なポイントとなる場合が増えてきています。それだけ現代の諸問題が複雑化してきていることなのかもしれません。どれか1つがかけていても問題への対応が十分とは言えないものですから,困ったときや悩んだときはさしすせそを大切にしたい物です。

【教育一般】(2007年3月28日)生徒指導の「さしすせそ」
 生徒指導には,有名な「さしすせそ」があります。
さ さいしょがかんじん
し しんちょうに
す すばやくたいおう
せ せいいをもって
そ そしきてきに
 これは生徒指導上の問題が発生したときに頼りになる重要なキーワードですので,常に念頭に置いておかなければならないものです。生徒指導上の問題が生じたときには,この「さしすせそ」の一つでも欠落してしまうと,その後の対応を苦労してしまいかねません。だいたい問題が肥大化している場合の事例は,この「さしすせそ」がいずれか一つないしは幾つか欠けているか十分ではありません。問題がこじれないように,生徒指導の「さしすせそ」を遵守しましょう。
 しかし,根本的な問題は,この生徒指導の「さしすせそ」を実行できるかどうかではなく,生徒指導の「さしすせそ」を実行する前にすべきことが成されていないことに根の深さがあります。このキーワードが必要となる前に対処できることがありますから,その実行率を高めていくことによって生徒指導上の問題発生を事前に防ぐことが可能です。それは,子どもたちのよりよい人間関係を築くために,学び合う教室を作り上げることです。N先生の一連の著作(http://www.iamjun.com/を参照のこと)がありますから,必ず読破して実践しなければなりません。手遅れにならないように。それこそ,生徒指導の「さしすせそ」が必要となる前に。子どもたちのために。