信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

助けてあげることとは?

 助けてもらうことは比較的簡単です。それは,自分が困っていることは自分が一番よく分かっていて,それが解消されるからです。それに対して,助けてあげることは難しいことです。相手が何に対して困っているかを見極めて何をしてあげることが相手を助けてあげることになるのかを正しく判断して行動しなければならないからです。小さな親切,大きなお世話,と言われることがあるくらいですから。自分が相手を助けてあげていると思っていても,実は実際の所,自分が相手に助けてもらっているということもあります。
 目標達成できずに困っている子やよく分からなくて困っている子に,答えを教えてあげるだけのことが助けてあげることでしょうか?「早く答えを書いて」と言っている場面を見ることがあります。確かに,それは表面的には全員が目標達成するこtにつながることかもしれませんが,よく分からなくて困っている子に対して,答えを書かせて終わりにsルウ庫とは,その子を助けてあげていることにつながるのでしょうか?みなさんはどのようにお考えですか?
 授業の時に,助けてあげると言うのは,よく分からなくても困っている子が,誰にも頼らず二次分一人で問題を解決できるようにしてあげること,ないしはその糸口を見つけてあげること,次に同じような問題にぶつかったときに自分一人で出来るようになって周りで困っている子を今度は助けてあげることができるようにしてあげることなのではないでしょうか?
 「早く答えを書いて」の先に待っているのは,「早く答えを教えろよ」のような気がしてなりません。