信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

出力させてみたそのときに

 昨日,理解するには出力が必要であることを書きました。あなたの授業では,毎単位時間,子どもたちに出力させてあげていますでしょうか?
 出力する際には,子どもたちの理解が十人十色なので,すぐに理解できる子どもたちもいれば理解に時間がかかる子どもたちもいます。そのときに,出力して理解できなかった子どもたちに対して,どのような手立てを講じていますか?40人のクラスであれば2割,およそ8名程度はどうしても理解できない子どもたちがいます。その8名の子どもたちが理解できるようにどのような手立てを講じていますか?
 つまずいたそのときに何かしらの手立てを講じてあげないと,その子どもたちの理解はなかなか促進されません。8人に対して,1人10分程度の指導が必要であるとするならば,最後の子は70分を待たなければならない計算になります。授業が終わっていませんか?
 ゲート・キーパーの子どもたちに助けてもらって,理解が進まない子どもたちへの支援を促すことができます。それが,『学び合い』の考え方です。一度トライしてみてはいかがでしょうか?