自分が目標達成すると，目標達成できて良かったと一安心します。そこでとどまるかどうかが分かれ目かもしれません。学校の授業はみんなができることが大切なんだから，みんなができていないことをどう思う？と問うてみたいです。目標達成できていないことは困っている可能性が高いことですから，困っているとしたら何をしてあげられるのかを自分で考えてみたいものです。それを授業者は促します。あなたは目標達成できたけれども，クラスの友だちの中にはまだ目標達成できていない人がいるようだけど，それをどう思う？と。あなたは何をしてあげられるのでしょうか？とも。『学び合い』の考え方が定着すると，授業者が可視化しなくても，目標達成できた子どもたちに声かけしなくても，彼らが自分で考えて判断し，動き始めます。まだできていない人のところに行ってみようっと，と。
あなたのクラスの子どもたちは，みんなができていないことをどのように考えているでしょうか？
