先日お招きした小学校の学級担任の先生が，いみじくも言っていたことが印象的でした。自分は，”安心”をキーワードに学級経営に取り組んでいる，と。そのキーワードは，いつどんな場面でも子どもたちに対して訴えることができる，とも。何かあったときに，その予兆，兆候を見逃さないことも大切だがそれ以上に普段からの学級の中における子どもたちの安心する居場所づくりが大切だ，と。言葉には出しませんでしたが，’この方，『学び合い』の考え方を持ってるなあ’と独りごちていました。ここにも，こんな方がいるんだなあと嬉しくなりました。
『学び合い』の考え方は，教室の文化づくりの基礎基本です。ベースは学級経営です。学級活動のときだけ道徳の時間だけの働きかけではなく，毎単位時間の授業での，授業を通しての学級経営がボディ・ブローのように子どもたちの心に響いていくのです。授業づくりは学級づくり，つまり集団づくりでもあるのです。あなたの授業づくりは，学級づくりですか？中学校で言わせてもらえば，あなたの授業づくりは，集団づくりですか？
