信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

私が中学生のときの部活動

 私が中学生の時に所属していた部の部活動は,すべてを自分たちで考えて判断して決めて,実行していたものです。当時は指導者がメニューを指示して,それに従ってそつなく進めていって,試合の作戦も出場する選手の選抜もすべて指導者が行っていた時代です。そのようなときに,前述の全てを自分たちで考えて判断した上で,実際に実行していたのですから,今思いだしてみると,画期的なことではなかったのかとリフレクションをしています。当時,自分たちはそれが当たり前だと思ってやっていたので今でも当たり前だと思うのですが,周りの状況を考えると異質であったことでしょう。
 ゴール,だいたいが試合に勝つことでしたが,を決めて,そのゴールにおいて目標を達成するために必要なことを考え出し,タイムスケジュールを組み立てて日々の練習をしていきます。選手も自分たちで決めます。学年を問わず,校内で全員参加のリーグ戦をして勝った者が選ばれる方式です。作戦も自分たちで考えて決めていました。交渉は先生がしましたが,練習試合も,です。試合で目標を達成するためには,どのようなトレーニングをしてどのような練習をしてどのようなスケジュールで当日まで過ごしたら良いかも,自分たちで相談しながら考えて決めます。未熟でしたが,どのようなものを食べたら良いのか,まで。
 結果はなかなか伴いませんでしたが,今考えると,『学び合い』の考え方など全く知るよしもないそのころも,同じような考え方でやっていなんだなあと思います。