今，カエルの鳴き声が一年の中でもいちばん賑やかに聞こえてくる季節です。南の窓を開けても北の窓を開けてもカエルの大合唱が響き渡ります。カエルが鳴くということはカエルの生息できる環境が整っているということです。長野県でも畑の多いところや下水道の整備されているところでは鳴き声はなかなか聞こえてきません。自然が豊かでも，水場の多い，田や小川の多いところが目立つからなのでしょう。カエルは両生類ですから，水場の周辺はかれらにとっては生息しやすい環境と言えます。長野県は自然豊かなところです，とよく言われます。自然豊かなところで理科を学びたい，教えたい，とも。カエルのいる環境，水場の多い環境で生息する生物や生育する植物に取り上げることのできる豊かな自然がある地域が有り難いことです。
