信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

面接で『学び合い』の考え方を語る

 教採の面接練習をしていると,私たちの研究室のB4のみなさんは,面接官役の質問に対して『学び合い』の考え方について語ることがあります。聞いているこちらとしては,心地よく大歓迎なのですが,おそらく,本番の面接ならば面接官には通じないであろうと思われます。その面接官が,『学び合い』の考え方をたとえ知っていたとしても,当該都道府県で採用されて業務遂行することを想定した場合,まわりの同僚達で知っている方はまずいないでしょうから,面接本番でもあまり効果はもたらさないであろうことが推定されます。残念です。
 仕方なく,「『学び合い』の考え方を語っても通じないでしょうから,他の言い方に言い換えた方が良いです」とアドバイスします。返す返す残念です。私がその面接官に対して,40人誰一人として見捨てられない教育の手本を示してください,と言いたいくらいです。現実的にはなかなか厳しいことをよく知っています。
 教採で,堂々と『学び合い』の考え方を語ることのできる時代がやってくることを望みます。