信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

自分に合わないサイズの衣服

 オランダの個別教育は,サイズに合った教育と呼ばれます。2010年に書いた「自分に合わないサイズの衣服」を思い出します。2021年4月5日にも再掲しました。
 私たちは,自分の服や靴をはじめとして飲食物等も注文する場合にはサイズがあって,サイズ別に注文したり購入したりすることができます。一般的には,S・M・Lは普通に選んでいます。私は体が大きくないので,Lサイズを選ぶことはありません。最近は,靴のサイズは1.0cmほど大きめのものをと言われますが,それでも若い頃から全く変わりなく自分のサイズがあります。
 それに比べると,学校教育においては,どうして自分で選ぶことができる機会が少ないのでしょうか。学習指導要領があり,それに基づく教科書があり,修得しなければならない内容があるのですが,その下においても子どもたちが選ぶカリキュラムを工夫することはできるように思えて仕方がありません。自分に合わないサイズのものを使うことほど不便なことはないのですから,学校教育においても自分に合った’サイズ’の教育が望まれます。