信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

手強い相手

 この年末年始に降雪があり連日朝から除雪に追われていました。雪国の良さでもありつらさでもあります。その雪も一口に雪とは言っても,除雪をしている身になってみると,除雪しやすいさらさらの軽い雪と重くて除雪に相当の力を必要とする雪があることを見つけることができます。雪国の人間でないと分からないことかもしれません。
 新潟の平地の雪は間違いなく後者です。長野市の雪は前者です。新潟の平地と書きましたが,標高が高いところに行くと前者になります。スキーを滑ってみると前者の雪の降った朝にゲレンデを滑ると自分がうまくなったような錯覚をすることのできる雪質です。
 長野の場合は,軽くて除雪しやすいさらさらの雪を除雪しているとその下から現れるガチガチに凍った路面に足を取られます。つるっと滑って転ぶのです。さらさらしている雪質は氷点下の気温の低い状況での降雪なので,その下の路面の凍結を想定しながら気をつけて除雪しないと転倒します。
 軽いさらさらの積雪の場合は,除雪はしやすいですが足を取られるので要注意です。重いじとじとの積雪の場合は,足は滑りませんが重いので筋肉痛を伴います。温かくなると水になって消えてなくなるのに,生活上はなんとも手強い相手です。