信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

霜柱

 霜柱を初めて見ました。朝の気温がマイナス10℃になったので期待を込めて初観察したのです。観察を終えた後,一度もどって撮影機材を持って行って撮影してきました。それだけ感動したからです。素晴らしい自然現象だなあと感嘆してしまいました。太平洋側に住んでいるみなさんにとっては,当たり前の自然現象かもしれませんが,雪国の住人にしては降雪や積雪によるつららは観察できても霜柱は人生で見る機会はありませんでした。ここ長野にいても,十数年見る機会を持ってこなかったことが悔やまれます。
 ご存じの通り,霜柱は,地表面近くの気温が下がることそれも氷点下になることによって,地中の水分が毛管現象によって吸い上がって凍ることによって生じる自然現象です。それもエノキダケのように何十本もの柱になって集合体となります。表面の地面をそっとはがしてみると,バリバリと音を立てて霜柱の集合体がはがされていく過程は,初めての者にとっては見応え十分です。思わず,あちこちの霜柱を何度も何度もはがしては観察してしまいました。まさに自然の芸術品です。
 霜柱から自然の神秘さを学びます。