信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

みんなに納得してもらう客観データ

 科学的とは,文科省は実証生,再現性,客観性としています。実証できて再現できて,客観化して万人に分かってもらうためには,納得してもらえるだけのデータを用意しなければならないです。科学者や研究者なら当然のことでしょうが,そのデータが定性的,主観的では一般化を図ることはできません。あたたかいとか長いとか大きいでは,自分にしか分からない感覚では,自分は分かってもその指標が自分以外の人には伝わらないからです。
 だからこそ,定量化が求められるのです。定性的な観察,それは主観的な観察とも言えますが,から定量的な観察,それは客観的な観察とも言えるでしょうが,に昇華していくことが重要であり必要なのです。それを理科で学んでいきます。五感を使った観察は大切ですが,いつまでも五感を使った観察だけに頼っているわけにはいかず,それを定量的,客観的な観察に高めて,誰もが共通して納得できるデータとして示していくスキルを身に付けていくことが求められます。
 客観化を図るために必要なことは,自分にしか分からない定性データ,主観データではなく,誰に伝えてもみんなが納得してもらえる客観的な定量データが必要なのです。