このブログに何度も書いてきたことですが,直近では2021年7月12日ですが,子どもたちにとっては「一緒にやろう」が魔法の言葉です。
先に目標達成した子どもたちが,まだ目標達成していない子どもたちに対して使う場合には,上から目線ではなく,相手を見下しているわけでもなく,一方的に自分の理解したことを押しつけようとしているものでもないような関わりを醸し出してくれます。得意な子が苦手な子に関わるときには,どうしても一方的に教える(自分の言い分を押しつけようとする)関係になりがちです。そんな関係を崩すには,苦手な子にしゃべってもらう術が必要です。苦手な子に考えてもらう術が求められます。そのための魔法の言葉です。
一方で,苦手な子が関わりを求める際にも魔法がかかります。苦手な子が分からないから教えてほしいということを相手に言うには勇気がいります。それも相当なレベルの勇気です。自分の非力を相手に知られてしまうのですから,恥ずかしいやらみっともないやらでなかなか言えないからです。それを少しだけ和らげてくれる雰囲気にしてくれるのが,この言葉です。
スタートラインから,一つずつ一緒にやっていくことというのは,関係づくりにはとても重要でとても大切なことです。