先日ご紹介した，日本一の子どもたちのこの言葉は金言です。一緒にやろうという言葉が魔法の言葉だとずっと言い続けてきましたが，彼らの「失敗しても大丈夫だよ」という言葉はそれに勝る魔法の言葉です。教育委員会をして，自分にも言ってほしい，そうしたら頑張れると言わしめるのですから，何をか言わんやです。
私にも言ってほしいです。仕事をしていると，うまくいって当たり前の仕事が増えてきます。少しでもうまくいかない状況があると責任が問われ，原因の究明を求められ，改善策をまとめて提出させられます。改善策が十分ではないと何度でもやり直しをさせられ，相手が納得するまで再提出が繰り返されます。
ちなみに，「一緒にやろう」という金言をはじめて世に知らしめたのは小学校第２学年の児童です。その発話を初めて聞いたときにはハッとし，目を開かされた記憶があります。これだ，と。小学校第２学年の児童から学びの神髄を教えてもらったのです。
私は，「必ずうまくいくよ」と常々言って学生のみなさんや児童生徒のみなさんを励ましてきました。それに加えて，このたび
日本一の子どもたちから教えてもらった，失敗しても大丈夫だよという言葉を使わせていただくことにします。これからもずっと，子どもたちから学ぶ教師であり続けたいと思うところです。
