研究の取りかかりは問題意識を持つことです。それが実際の問題として顕在化することで研究がスタートします。それは何も,研究に始まったことではなく,何か事を始めようとするときにはどのようなことであっても同じことが言えるように思います。問題意識がないときに何かをしてほしいと言われてもなかなか重い腰を上げることは難しいです。『学び合い』の考え方に共感していただけるかどうかでも,そうです。
自分の持った問題意識にどれだけこだわりがあるかどうか,こだわりが強くなかったとしたらその問題意識をもう一度見直してみる良いきっかけをくれている状況かもしれませんので,本当に問題意識が万人にとっての問題となり得るものなのかどうかをリフレクションしてみることが肝要です。問題意識としてもったものが問題として顕在化してきたら,ようやく研究がスタートします。