理科の授業の時に,観察,実験をすることがあります。学習指導要領の理科の教科の目標には,「自然の事物・現象に関わり,理科の見方・考え方を働かせ,見通しを持って観察,実験を行うことなどを通して,自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な資質・能力を次の通り育成することを目指す。」と記述されています。
読み解けば,観察,実験を手段として自然事象を科学的に探究する資質・能力を育成することとなります。その意味においては,観察,実験が探究の過程の中に埋め込まれていると言えそうです。時として,観察,実験が目的化している授業が散見されることをリフレクションしてみれば,今一度観察,実験を考えてみる良い機会になればそれほど嬉しいことはありません。