信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

稲を育てる

 田植えの準備が進んでいる季節です。農家の方々にとっては重労働であろうと推察しています。一言に田植えと行っても,苗を植えるまでには周到な準備が必要です。田んぼになる広い土地を耕します。田んぼに引くための水路を確認します。水を引きながら土を耕します。一度水を引いたとしてもそれは土が吸い取りますからもう一度繰り返します。土地が落ち着いたらようやく稲を植える作業です。じっと見せてもらっていると,とても丁寧です。一つ一つ丹念に緻密に進めます。農家の方の稲を育てる愛情を感じます。一粒のお米も残さないように,という言葉を思い出します。有り難いことです。稲に限らず,育てる行為は志と愛情と心配りと継続がなければ成せぬことです。