信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

支え合って

 共同研究者として本学部附属中学校の研究授業を参観する機会がありました。理科部の先生方は総勢4人です。一人の先生が研究授業をするとなると,全員で協働します。自分のできることを率先して取り組んでいる姿は手本にしなければなりません。見習いたいです。
 授業準備している時間に到着しますと,研究授業の理科室で授業者が一生懸命準備をしています。そこにもう一人の理科の先生がやってきて,率先して準備を手伝います。
 理科の場合,化学的領域の授業ではガラス器具が大量にでます。ビーカー,試験管,フラスコなどです。11班あるので,それらを洗浄するだけでも時間と労力を要します。一人でやるには大変な量なのです。授業が終わると,理科部の3人の先生方が一斉にガラス器具の洗浄に当たります。授業者がお願いしたわけでもなく,しなければならない義務もありません。見ていると誰からともなく,ガラス器具を手にとって水盤でみんなで洗います。思わず手伝います。
 お互いに支え合うそんな先生方の背中を見ながら,生徒の皆さんは育つのでしょう。授業はもちろん素晴らしい展開でしたし,学校も素晴らしい自慢の学校です。