信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

雨上がりに虹を見た

 雨上がりに虹を見ることができます。同時に2つの虹を見ることができれば,幸運です。虹は太陽の反対側,つまり太陽を背中にしたときに見ることができる光の現象です。虹の輪の中をくぐって向こう側に行くことはかないませんし,虹の根元に辿り着くこともできません。分かっていても,行ってみたいと思うところが不思議です。
 2015年1月22日に,「虹が動いている」を書きました。ご紹介します。
 虹を見ました。これだけならどなたもご経験がおありでしょう。きれいな半円の虹でした。これも普通のことでしょう。新幹線の中から見ました。これも当たり前かもしれません。ストップウオッチで計測したわけではないので正確ではありませんが,およそ4~5分は見続けることできました。これもあることです。しかし,その虹をじっーと見つめ続けていると,大発見!。なんと,その虹が新幹線と一緒に動いていたのです。これは,そうそうにあるものではありませんから,なかなかお目にかかれません。動いているかどうかはどのようにして事実として確かめられたかと言えば,半円の虹の片方の根元をじっと見つめていると,一定のところに留まっているわけではなく,根元の位置を常に変えながら,それも新幹線に連いてくるように一緒に移動している事実があったからです。いやあ,人生で初めてです。貴重な観察をすることができました。
 虹ですから,考えてみれば当たり前なことです。虹を見る向きと反対側に太陽があるわけですから,自分が移動すれば,自分と虹と太陽の位置関係がずれていきますから,それに伴って虹は移動します。当たり前なのですが,移動しながら虹を観察し続けることなど,人生の中でなかなか巡り会うことはありませんから,当たり前なこととは言え,それが当たり前と頭で分かっていても実際に目の当たりにすると驚きます。それも,時速二百数十キロメートルで疾走しているだけに,虹の移動速度も「おーっ,虹が動いている」と誰が見てもはっきりと分かるくらいの速度なのです。分かりやすかったです。百聞は一見にしかず,とはよく言った物です。『学び合い』の考え方の授業をはじめてご覧になったからの気持ちが良く分かるような気がします。まさに,目から鱗,そう,ミラクルでしょう。