信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

ミンミンゼミが鳴いた

 昨日,自宅にてミンミンゼミが鳴いているのを今年初めて聞きました。5月中旬に鳴き声を聞くのは,少し早いような気がします。それだけ暖かい日になったということの証なのでしょうか。ミンミンゼミもびっくりして急いで成虫に脱皮したのかもしれません。2018(平成30)年7月26日に”セミの活動温度”を書きました。ブログは閉鎖されたので直接読むことはできませんので,もう一度ご紹介します。
===(ここから再掲)
2018年7月26日   セミの活動温度
[教育一般]
 中学校第2学年の理科では,単元「動物の分類」で,恒温動物と変温動物を学びます。教科書には,生物が生息する環境の温度は昼夜や季節などによって大きく変化するが,多くのホニュウ類と鳥類は体温がほとんど変化しない動物である下りが出てきます。恒温動物と呼ばれます。ヒトの場合おおよそ36度を保ちます。一方でそれ以外の動物は変温動物と呼ばれ,環境の温度の変化にともなって体温が変動します。
 今年は猛暑が続いています。先日,新聞報道で蚊の活動温度が掲載されていました。20度~30度だそうです。今年は蚊が少ないとも言われています。活発に活動できる環境温度を超えているからでしょう。そう思ってみると,毎年家の周りで聞こえてきていたミンミンゼミの鳴き声が聞こえないような気がして調べてみると...。ヒグラシが25度以下,アブラゼミが25度~30度,ミンミンゼミが35度とありました。
 夏の終わりから秋口にかけて,ヒグラシが鳴く理由が分かります。変温動物として最適な活動温度だということです。ミンミンゼミの声は熱中症予防警報になっているともありましたが,今年はそのミンミンゼミの声さえ聞こえてこない日があるということは,それさえも超えている猛暑なのかもしれません。ミンミンゼミさえ活動できない温度になるほどの猛暑が続いている証拠なのでしょうか。
 そう思ってさらに思い出してみると,私が小学生だった今から50年ほど前には,アブラゼミしか聞こえずミンミンゼミの声が稀少だったものですが,ここ何年もミンミンゼミが隆盛でアブラゼミの声が貴重です。あちこちで言われていますが,セミの鳴き声からも,環境温度の変化が捉えられるようで,ちょっとした発見をした気分です。
===(ここまで再掲)