長野県の教育雑誌に，”子ども達が教えてくれたこと”というテーマの特集が載っています。32名の現職のみなさまが寄稿してくださっているものです。自分でも経験があるだけに，目頭が熱くなってくるような内容のものもあります。日本の学校教育や自らの価値観に基づいて子どもたちのためによかれと思って指導していることが，子どもたちにとって果たして良かったのかどうかを振り返る良い機会を与えてくれています。
日本には，子どもから学ぶ教師の会という全国組織があり，毎年，定例会を開きながら，学校現場で子どもたちと正対しているみなさまが，目の前の子どもたちから学んでいることを語り合う機会を提供しています。子どもの言動には必ず理があることを私たちに教えてくれています。
子どもたちから学ぶことは星の数ほどあります。子どもたちから何を学ぶのか，子どもたちからなぜ学ぶのか，子どもたちからいつ学ぶのか，子どもたちからどのように学ぶのか，それは子どもたちが教えてくれています。
