信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

星の動き

 これまでの経験上,定時に定点観測するのは機会がないとなかなかできることではありません。子どもたちに対して,毎日20:00に南の空を観察してくださいとお願いしたとしても,その時刻に毎日空を見上げるには余程の意識が必要のように思います。優先順位が高くなければ,忘れてしまうことはやむを得ないことです。
 毎日19:00に仕事を終えて,毎日同じ道を帰り毎日同じ交差点で信号待ちをします。否が応でも,定時に南の空を毎日見上げることになります。知らず知らずのうちに定点観測をしています。少し前までは,木星土星が南の空少し西側に位置していたのが今ではだいぶ西の空に見えるようになっています。相変わらず,木星の少し左側に位置する土星を探すのはじっと目をこらさないとならないのは変わりありません。火星は東の空に見えていたのが,今では南の空高く見えるようになりました。
 定時に定点観測をしていると,星の動きを知ることができることを改めて良く理解できます。夜空の星は毎日,東から西に少しずつ動いていることを見つけることが出来ます。子どもたちには当たり前のように伝えることですが,実際に実天観測によって事実を確認すると理解が深まります。今日も見えるかなあと思いながら一日が始まります。