古来,日本人は花鳥風月を楽しみながら日頃のストレスを和らげようとしてきていると言われます。日本庭園はその支えになっているようです。帰路につくときに信号待ちしているときに見上げる月や木星などの星はまさに一日の疲れを癒やしてくれています。いろいろあった一日のことなどすっかり忘れて自然の崇高さを教えてくれているからです。
机の周辺には来年1月のカレンダーが明日の私を待ってくれています。目の前には,弟子屈町美幌峠から撮影された極寒の大雲海があり,その横に山ノ内町から望む志賀高原があります。左を向けば桜満開の富士があり後ろには富士五湖に映る逆さ富士が語りかけてくれています。自然はあなたを優しく包み込んでいる,と。