信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

指導案中間発表会

 本学部の理科教育コースは,CST事業の一環として,初級CST要請に向けて,各学年に認定試験を課しています。資質能力保証です。

 4年生には,3月に臨床的理科指導力認定試験と称して模擬授業をしてもらい,私たち学部教員と長野県教育委員会から理科の指導主事を2名招いて評価する試みを13年続けています。最初の頃の卒業生は,もう,30歳を超えたベテランの域に達しようかという年齢になっています。

 今年度も,昨日,それに向けた学習指導案の中間発表会を行いました。4年生全員が一人6分ずつの時間をもって発表しますが,それを私たち教員だけでなく,学部3年生全員と学部2年生全員も一緒に聞きます。学部3年生からも質問が出ますし学部2年生からも質問が出ます。異学年の学びです。

 学部3年生にとっては,来年は自分たちの番かと思ってもらいながら聞いてもらえますし,学部2年生にとっては良い学びの機会となります。終了後の感想には,先輩たちの授業づくりの凄さに圧倒されましたという内容の感想がたくさん見られました。指導案(授業の企画書)を作ったことのない学部2年生にとっては目から鱗であったのかもしれません。その意味でも,異学年の学びは効果をもたらします。

 本年度は,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と感染予防の徹底のために,3月の模擬授業もオンラインで実施します。はじめての試みですが,学部4年生の奮闘努力に期待します。