信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

学会と言えば夏

 理科の学会は夏に全国大会を開催しています。私が入会してから30年間はずっとそうです。ですから,学会の全国大会と言えば夏です。夏とは言っても,8月上旬~9月中旬にかけてです。

 先日お話ししたとおり,日本理科教育学会と日本科学教育学会が連続した日程で開催される年度もあって,そんなときは慌ただしく会場をみんなで移動します。大移動になります。30年間ずっとそうなので,学会の全国大会と言えば,夏,暑い中での開催というイメージが固定化されてしまっています。

 昔話をすると若い人に笑われますが,かつては会場にエアコンなどはなく,受付で内輪が参加者に配られて汗だくになって発表を聞いたものです。暑さを避けるために高原に会場を設定した担当大学もあるほどです。

 暑い中,全国大会に参加すると暑さに負けず劣らず参加者のみなさんの熱気が伝わってきて熱い議論に耳を傾けたものです。今でも,全国大会となると会場の熱気溢れる臨場感が楽しみです。1年間でこんな研究が続けられていたのかと思い,勉強になります。自らの研究領域以外の領域での先進的な研究内容が意外とヒントになるもので,会場を渡り歩きながら様々な発表を聞くのがモチベーションをより一層高めてくれます。

 今年は両学会が日程的に近いので,大会論文集・年会集を見ながら勉強しています。勉強になるので,これからの研究のヒントを数多くもらっています。