事実と考えを分けて記述することが難しい事です。中学校の国語の授業で勉強しますし,理科の授業では常に事実を考えを分けて書くように勉強します。それでも自分ごととして勉強していないせいか,時間が経つと忘れてしまうことが多いようです。ある小学校の理科室に,事実は数字で表れます,と掲示されていたことを覚えています。理科ではまさにそのとおりです。自然現象としてならば,事実なら数値で表現されるものであり,比例尺度として扱われます。そうでなければ,考えです。このことは事実かなそれとも考えかなと思い巡らせなければ,なかなか事実か考えかを使い分けることは難しいようです。ときには,考えを事実であるかのようにして使ってしまうこともあるので,その難しさがそう簡単には解消されないのは私だけでしょうか。