紙媒体と電子媒体

　講義のときに資料を配付することがあります。今は，電子媒体で配布することが多くなってきました。学生のみなさんが，必要に応じて自由に何度でもダウンロードして自由に活用できる環境がメリットです。ダウンロードしてから拡大して細かいところをみることも自由自在です。画質が良質ならば尚更です。その一方で，講義の最中に配付資料を使って説明したり議論したりするときには，紙媒体の捨てたものではないような気がします。使用する機材に依ることもあるでしょうから一概に結論づけることはできないでしょうし，データに基づいて言っているものではないのですが，どうしても紙媒体が手元にあったほうが，特に議論のときには役立つようです。紙資源の節約のためには紙媒体を少しずつでも電子媒体に移していくことが大切であることは重々承知の上ですし，講義が終わると紙媒体は保管や処分にやっかいなことも分かっていますが，なかなか紙媒体での資料配付から抜け出せずにいます。