信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

鳥が鳴くとき

 ハシブトガラスが鳴いているのを聞く機会があります。どこからに止まって体を静止させた上で,体(東部を中心に)を上下に揺すりながら鳴いています。3~4回同じ動作を繰り返しながら鳴きます。私が観察した限りでは,鳴くときは止まっています。体を上下に揺すりながら鳴くためには,作用反作用の関係から考えると,どこかに体を固定しておかないとなかなか難しいものと考えられます。そんなことを考えながら,他の鳥はどうかなあと思いながら観察を続けています。
 飛翔しながら鳴いている鳥はどうかと観察してみると,体はやや小さくて群をなしているか2羽で飛翔している状況のときに,まさに飛びながら鳴いています。ハシブトガラスのように,体を上下に振動させなくても鳴くことができる声帯と音量が維持できているのであろうと推測できます。ハシブトガラスも,群れを成して飛んでいるカラス群のときは,飛翔しながら鳴いているのを観察することができました。観察していると,鳴くときは羽根をたたむようです。カアと一声鳴くときに開いている羽根をたたみます。鳴き終わると広げています。次のカアのときもまた,羽根をたたみます。鳴き終わると広げます。泣き続けるときはその繰り返しです。体を上下に動かす際の反作用として羽根をたたむのではないかと独りごちています。体の小さい鳥はどのような様子なのかは引き続き観察を続けます。