卒業研究の集大成となる学士論文の提出は今月末です。今，その仕上げが佳境の時です。後期の定期試験の日程とも重なり，心労が蓄積する時期です。これまで奮闘努力してきた成果をいかに読み手に分かりやすくまとめるかは，経験したことのある方にしか分かりませんが，至難の業です。猫の手も借りたいという気持ちになるのはこの時期です。40数年前の私もそうでした。
お陰様で，私たちの研究室の４年生諸氏は学士論文を全員が無事に提出し終えました。オリジナルのテーマを自分で設定することから始まった４つのハードルを，ものの見事に乗り越えてここまで辿り着いた彼らを高く評価します。コロナ禍の下，不便さと不自由さが行く道を塞いでしまったこともあるのかもしれませんが，弱音は一度も吐かず，ゴール目指して一目散に駆け抜けてきてくれたことを誇りに思っています。ご卒業おめでとうございます。
