信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

”みんなができるように”

 学校現場の教育実践の成果を聞く機会が多くあります。それらを聞くときには,これまでの日本の学校教育の一般的な教育実践として聞いているのですが,その中でときどき,”みんなができるように”という表現が用いられる成果発表に出くわすことがあります。どきっ,とします。思わず,耳を傾けます。
 『学び合い』の考え方という表現を用いているわけではありませんが,おそらく,その教育実践は我々の『学び合い』の考え方を知らずとも,知らず知らずのうちに共感できるような我々の考え方に近い考え方の下での取組となっているものと推測しています。がんばって,と心の中で応援したくなります。場合によっては,名刺を差し上げてしまいます。
 近年,我々の考え方の後追いのように,SDG'sの一人も取り残さない教育があちこちで叫ばれるようになってきて,嬉しく思います。理念は異なりますが,子どもたちが誰一人とも見捨てられることなく,目標達成できる環境が構成されることに向かっていることが何より素晴らしいことです。
 これからもずっと,子どもたちが自ら一人も見捨てない信念を持って考え判断し行動できるように応援し続けます。一緒に頑張りましょう。