昨日に続いて,先日の学部3年次生の臨床経験科目から印象的であったことをお伝えします。
近隣の教育事務所から,主幹指導主事・指導主事を招いて学んだ90分の一番最後に,司会進行役の先生が「せっかくですから,何か質問はありませんか?」と学部3年次生に聞きます。定番です。その日は,55名の受講生が出席していました。一人の学生が質問しました。「授業づくりでいちばん大切なことは何ですか?」と。
それに対する指導主事の回答は,「授業の目標です」です。「なんのために今,勉強しているのかを子どもたちに理解してほしい」とも。
このフレーズもどこかで聴いたことのあるものですが,授業づくりで一番大切なことが目標であると即答された指導主事には敬意を表します。我々の考えと一致し,共感できるからです。
その指導主事の個人的な考えなのか,当該教育事務所の統一された考え方なのかは確認しなかったので定かではなりませんが,そのような考え方を持って近隣の小学校及び中学校,1年で500校近く訪問しているとおっしゃっていましたから,を指導されていることを有り難く思いましたし,ぜひ指導を受けた先生方も,授業の目標を大切にしてもらえたらと心から願うところです。