日本人の私たちには，山と言えば富士山のような成層火山が馴染みがあるのかもしれませんが，世界には見たこともないようなさまざまな山が存在しています。世界一標高の高い山と言えば，エベレストですがウミユリの化石が見つかるというから不思議です。北上するインド大陸がアジア大陸にぶつかって隆起したというのですから二度びっくりです。それらのことは，中学校の時の勉強で思い出します。
世界一色鮮やかな山は？と聞かれても，そんなことは学校では勉強しないので知るよしもありません。ペルーにあるヴィニクンカ山だそうです。レインボーマウンテンとも呼ばれるそうで，山体をいろいろな色の縞模様が形作っています。それぞれの地層の成分の違いに依るもので，黄色は硫化鉄，赤茶色は酸化鉄，緑色は緑泥石に依ります。そう聞くとなるほどなあと納得できます。アンデス山脈は海洋プレートと大陸プレートのぶつかるところで隆起した山脈です。へえーっ，と感心します。
