信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

冬至を過ぎて

 22日は冬至でした。1年のうちで,昼が最も短く夜が最も長くなる日です。北半球の日本の緯度での話なので,これが南半球となると逆の現象が起きています。太陽は北半球では天球の南側を通過しますが,南半球では北側を通過するように。南半球では,北極星ではなく南十字星が移動の目印になるように。
 今は中学校第3学年でこれらのことを学びますが,地球の地軸が公転面に対して66.6度傾きながら公転しているから生じる現象です。
 冬至を過ぎると,”畳の目一枚ずつ”と言われるように昼の長さが日に日に長くなっていきます。実感的には,冬至を過ぎて3週間くらい立ってからとなりますが,それでも日が長くなるという思いは,雪国の人間にとっては有り難く嬉しい楽しみなことです。雪国で育った人間だからでしょうか,私は春先の雪解けシーズンが,1年の中で一番好きな季節です。落とし板(分かる方には分かるでしょうが分からない方にはどんなものかは分からないと思います)をはめ込んだ薄暗い家の中で青空が見えないどんよりとした雪雲の下,寒い長い冬が開ける季節だからでしょう。
 ラジオからは,冬至を過ぎて希望が見えてきます,というアナウンサーの声が聞こえてきました。夜明けに近い感覚を共感します。