信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

快晴の青い空

 一昨日は雲一つない快晴でした。スカイブルーは大好きです。心が晴れる色で,それだけでやる気が充満し元気をいっぱいもらうことができるだからです。なぜ,空が青いのかは現行のカリキュラムで言えば,厳密にはどこにも当てはまるところはありません。強いて言わせてもらえば,中学校第1学年の光の勉強のところで波長を学ぶときかもしれません。波長の短い青色は散乱を起こしやすく,全体に広がることに依ります。
 かつて,『学び合い』長野セミナーでゼミ生が模擬授業をしたときに,夕焼けはなぜ赤くなるのかという課題をだしたことがあります。子どもたち向けに,「青い光が他の色よりたくさん散らばって、青色が他の色より見えやすくなるから、空が青く見えるだよ」,「夕焼けが赤いのは、太陽が遠くに行っちゃって、遠くまで届く赤い光が他の色より見えやすくなるから赤く見えるんだよ」と答えを作った記録が残っています。大人はそれでは納得しないでしょうから,もっと科学的な根拠が必要でしょう。
 子どもたちのなぜ,に答えるのは自分がしっかり理解していないとむずかしいものです。私たちの身の周りで起きている自然現象の一つに,バックグランドとしてぜひ身に付けておきたいリテラシーです。