先日,ゼミ生が探し物をしに久しぶりにキャンパスにきてくれました。「半年ぶりにきました」とのことですから,1月以来となるようです。
キャンパスに来てくれたとは言っても,私が探し物の品名を聞いた上で見つけてきて建物入り口で手渡す方法です。取りに来る場合には,朝の検温をしてマスクを着用し,建物入り口にて手指の消毒をした上で手渡すのは2メートルのソーシャル・ディスタンスを堅持した上でのことです。入退校記録簿への記入も必須です。
それでも,直接,元気な様子を見るとやはり嬉しいものです。元気でいてくれてありがとう。
ところで,前期の本学部授業の一つのある演習の一環で,受講生のみなさんが調査をしてきました。本学部で行っているオンライン授業にどのくらい満足しているのかどうかを。とても満足・少し満足・どちらとも言えない・あまり満足ではない・全然満足ではないの5件法です。
本学部の学生の皆さんはそうではない学生の皆さんと比較すると満足してくれている割合が統計的に多いという結果がでました。有り難いことです。一口に,オンラインと言っても,非同期型と同期型がありますが,本学部は同期型のオンライン授業を展開している科目が多いようです。
学部全体でアンケートをとった結果の中にも,私たちのオンライン授業への奮闘努力を評価してくれている学生の皆さんの評価もあるくらいです。満足してくれている学生のみなさんの割合が多いことを嬉しく思います。
さらに,私の担当している教職大学院の講義の一つは,非同期型と同期型を組み合わせて授業を行っています。
現職院生なので実際に自分の行っている授業をビデオ録画してもらった上で,Youtubeに私だけ限定の公開設定をしてもらうのです。それを私が見せてもらうことで非同期型のオンラインとしています。その上で,そのビデオ視聴後に,授業コマの中で同期型のオンライン授業においてその動画を共有して見ながらリフレクションをして議論を進めています。
日常的に行っている授業をビデオ撮影して視聴することができるメリットの上に,それを基にして一緒にリフレクションしながら議論することができるメリットが加わります。非同期型と同期型の組み合わせによるオンライン授業の相乗効果と言えそうです。
キャンパスは静かですが,オンライン上は賑やかです。