信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

東経と北緯

 昨日標高を話題にしましたが,碑の標高表示の下には東経と北緯が記されています。当キャンパスは,東経138度11分07秒,北緯36度39分13秒です。分と秒の表示になっているのは,角度を表しているからです。
 経度はイギリスのグリニッジ天文台を基準にして東回りと西回りで,東経と西経が定義されています。時差を考えるときには,この経度が重要な決め手になってきます。グリニッジ天文台と地球の中心と現在地とで成す角度を持って,経度が表されます。当キャンパスは,グリニッジ天文台からおよそ138度東に位置していることになるわけです。
 一方,緯度は赤道を基準にして北と南で北緯と南緯が定義されます。緯度は時差に大きな影響がないので,欧米に行くときには時差が影響しますが,オーストラリアやニュージーランドに行くときにはそれほど気になりません。不思議なものです。当キャンパスは,赤道からおよそ36度の角度だけ北に位置している場所と言うことになります。経度も緯度も,厳密にはもう少し複雑な説明になってしまいます。
 地球上の位置は,この経度と緯度をもってすべての場所を正確に知ることができます。2地点の間の距離も知ることができるので便利です。