信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

カッターで削る鉛筆

 何十年ぶりに鉛筆をカッターで削りました。色鉛筆ですが。幼少の頃に覚えた技術は身に付いているものであることを実感します。カッターをずらすタイミングと鉛筆の芯を包んでいる木材への切り込み具合と,そしていつ力を込めていつ力を弱めていつ少し早めに動かしていつゆっくり動かせば良いのかも指先が覚えているようです。当時,1万回とは言いませんが,何度も何度も鉛筆を削る文脈で得た経験が久しぶりに実践してもよみがえるのでしょう。
 小学校から中学校にかけての頃でしょうか,手回し鉛筆削りが登場してきたことによってカッターで削る作業はほぼ終わりを告げます。そして電動鉛筆削りが出てシャープペンシルの時代になって,鉛筆を使わなくなりました。鉛筆を使っていちばん効率的に字を書くには,個人的には,鉛筆を持ったときに人差し指の第3関節から少し出るくらいの長さのものが良いです。それよりも長いと遠心力が働いて重たく感じて書きづらく,短いと持ちにくくて書きづらいのです。
 技術を高めるためには,何事も1万回の練習が必要であると言われる所以です。