先日，学部の講義で泣いてしまいました。泣いたと言っても大声でえーんえーんと泣いたわけではありませんが，涙がこぼれてしばし目頭を押さえてしまったのです。私の講義は，最後に受講生のみなさんからいくつかのグループに分かれて，自分の考えについてまとめて語りグループ内構成員の受講生のみなさまの考えを聞いて考え，その場で判断してグループとしての見解をまとめる作業をしてもらっています。もちそん，結論を出す必要はないので，時間内でどのような話になったのかを紹介してもらう程度です。
そのときに，受講生のみなさまの考えがあまりにも感動的で，将来，学校現場に立って教師として務める上での教師観が共感できる内容となっていただけに，もちろん，教育実習前の彼らなのでまだまだ経験を多く積んでいく必要があることは重々承知の上ですが，２０歳前後の年齢でそこまで真摯に教育に対して向き合っているのかと思うと知らず知らずのうちに涙してしまったところです。
この歳になると，多少涙腺が緩んでいることがあるのでしょうが，彼らの考えの見事さに感動し，彼らの将来と共に歩んでいきたいと思わせてくれるほどの秀逸さが感じられて嬉しく思いました。彼らのがんばりをこれからも応援し続けたいと思います。
