信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

かがくの授業

 昨日は,教職大学院のSTEM教材開発演習の講義で,かがくの授業が公開された本学部附属松本学校園で開催されたラウンド・テーブルに行ってきました。かがくの授業では,自然の事物・現象の中から数学的美しさを探す場合と,数学的規則性を自然の事物・現象の中から見つける場合があって,両方とも面白いのです。
 しかしながら,子どもたちにとってはそんなことはどちらでも良いことなのです。子どもたちの学びが,我々の想定している教科等の枠組みを超えてしまっていてそれらを一つ一つ価値づけることが容易ではないほどです。子どもたちは,教師の設定している教科等の枠組みを自分で考え判断し,それを柔軟に低くしたり高くしたりしながら様々なことを学び取っていきます。その行動力たるや素晴らしいの一言に尽きます。
 教科というのは,国や学校が決めた枠組みですが子どもたちはそれを遙かに飛び越える深い学びをしていますから,教科の枠組みにはとらわれません。子どもたちのその深い学びを価値付けてあげることがとても重要でありかつとても大切です。より一層の成長が楽しみです。