信濃の国からこんにちは

三崎隆です。私たちは『学び合い』(二重括弧の学び合い)の考え方を大切にしています。

小学校第3学年の子どもたちから教えてもらったこと

 先日,教育実習のゼミ生の授業を参観に行ったときのことです。小学校第3学年の子どもたちに驚かされました。まず,行ってみたら,ロングの休憩時間に教室に着いたのですがほとんど全員がモバイルを操作しているではありませんか。近づいて見てみるとプログラミングです。びっくりです。時間を惜しんで学ぶ姿に感動しました。
 授業開始10分前になると,誰彼となく,「10分前だよ」がかかります。自然の流れとして,自分の使っているモバイルを自分で黙って片付けに行きます。びっくりです。そうこうしているうちに,誰彼となく,着替え始めます。「えっ?次の時間は確か算数だったはず」と思って,黒板に書いてあるその日の時間割を確認すると間違ってはいません。実に整然としていて日常的な生活習慣の文化の良さと大切さを感じました。
 どうやら,汗をかいた子どもたちが自分で着替えているようです。家から着替えを持ってきているのです。それが一人二人ではないのですから,びっくりしました。確かに,暑い日でしたが大人でも,汗をかいたときでも自ら着替えて体調管理できる人はなかなかいません。かく言う私も,できない一人です。
 それを小学校第3学年の子どもたちが誰に言われるまでもなく,自分で考えて判断し,実際の行動として行うのですから,頭が下がります。おそらく,ご家庭でのそれまで培われた文化がそのまま表出しているだけのことなのかもしれません。素晴らしいことだと感服した次第です。今後,見習います。わずか20分ほどの授業前の一コマですが,小学校第3学年の子どもたちから教えてもらいました。感謝です。